党情報告

幹事長 原よしのぶ

 令和4年度自由民主党愛知県支部連合会大会にあたり、ご来席を賜りました皆様に心から感謝申し上げます。

 本年1月 22 日に開催しました前回の大会は、新型コロナウイルスの影響により、約2年ぶりに開催された大会でありました。丹羽秀樹新会長、新しい執行部体制のもと、一致結束の姿勢を示し、県民の声に全力で応えていくことを誓い合いました。

 それでは、本年1月 22 日以降の活動について、要点をご報告します。

 まず、組織の現況についてであります。令和3年在籍党員数は 55,526 名と、党員数は全国第3位でありました。前年より 742 名の増員であり、ご尽力をいただきました関係各位に御礼を申し上げます。党員獲得運動の柱である「6万党員獲得推進運動」の成果が現れ、党員数は回復傾向にありますが、目標達成率は未だ 92.5%であり、職域支部党員数は、9,645 名まで減少しております。引き続き6万党員獲得を目標として党勢の拡大強化を進めてまいりたく、各支部及び党員の皆様の格段のご努力とご協力をお願い申し上げます。

 支部活動、各種組織活動については、新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、積極的な党活動を展開しました。

 青年局・青年部・学生部は、来る参議院議員選挙に向けて、愛知県下各地で街頭活動を展開致しました。また、SNSにおける広報活動の重要性の高まりから、Instagram において愛知県の魅力を発信し、党勢拡大に一定の成果を上げました。

 女性局は、夏の参議院議員選挙を見据え、4月に名古屋市内で街頭演説会を実施。また、5月 29 日には、県下の女性党員による決起集会「女性の集い」を開催し、結束を固めました。

 次に、政調活動、広報活動についてであります。

 政調活動では、昨年夏の懇談会で頂戴した県・名古屋市への要望に対する回答を約 70 団体に直接報告するとともに、意見交換を行いました。また、来年春の統一地方選挙に向けて、当地域の新たなビジョンを示す愛知県連政策集の作成に着手しました。2月には、新型コロナワクチン3回目接種に関して、県下の自治体を対象に聞き取り調査を実施し、取りまとめた要望事項を堀内詔子ワクチン担当大臣へ届けました。3月には、萩生田光一経済産業大臣へカーボンニュートラル社会実現に向けての政策要望を行いました。

 広報活動においては、県連新体制の発足と県議会議員団、名古屋市会議員団の取り組みを広く浸透させるため、機関紙『自由民主』を作成し、配布しました。また、参議院議員選挙に向けた街頭活動を名古屋駅にて定期的に実施し、さらにはSNSを中心としたネットメディアによる情報発信等の充実強化を図りました。

 次に、県連憲法改正実現本部についてであります。

 岸田文雄総裁のもと党憲法改正推進本部が党憲法改正実現本部に改組されたことを受け、県連においても鈴木淳司県連会長代理を本部長とする憲法改正実現本部を新たに発足しました。4月 23 日には、党憲法改正実現本部長の古屋圭司衆議院議員をお招きし、約 350 名の党員が集う中、名古屋国際会議場において研修会を開催しました。今後も憲法改正に関する国民、党員の理解促進に取り組んでまいります。

 次に、3月 13 日にグランドプリンスホテル新高輪で開催されました第89回自由民主党大会についてであります。本年の党大会も新型コロナウイルスに警戒を必要とする状況下での開催となりました。皆様揃ってご参加いただくことが叶いませんでしたが、わが県から優秀党員として、加藤玉一君(西区支部)、中嶋和夫君(港区支部)、武田雪子君(中川区支部)、矢野迪彦君(瀬戸市支部)、勝崎泰生君(知多市支部)、佐藤朗君(津島市支部)、三浦孝司君(豊田市支部)、髙須一弘君(西尾市支部)、大見正君(安城市支部)、藤谷俊和君(豊川市支部)、鈴木愿君(田原市支部)、優秀党組織として自由民主党愛知県薬剤師支部が総裁表彰の栄誉に浴されました。心から祝意を表します。

 目前に参議院議員選挙が迫っております。そして、明年4月には第 20 回統一地方選挙が執行されます。党の基盤を強化し、盤石な態勢を築き、一致団結、必ず勝利する決意であります。党員はじめご参会の皆様のご奮闘とご支援を心からお願い申し上げ、党情報告と致します。

活動方針

全精力を傾注し、参議院選挙に必ず勝利する

 夏に参議院議員選挙が行われる。コロナ後の日本と愛知の未来を切り拓くため、何としても勝ち抜かなければならない大変重要な選挙である。この政治決戦に全精力を注ぎ、他を圧倒する運動量をもって、必ず勝利する。そして、来春の統一地方選挙、各級選挙の勝利に繋げる。

6万党員獲得運動を展開し、強固な党組織を構築する

 昨年の愛知県連党員数は、前年より 742 名の増員となり、全国 3 位の 55,526 名であった。関係各位のご尽力に深く感謝申し上げる。党勢拡大は道半ばである。選挙区支部・地域支部・職域支部・議員支部、議員後援会、友好団体との連携のもと、引き続き6万党員獲得運動を展開し、強固な党組織を構築する。

政調活動と広報活動を強力に推進する

 政調活動では、組織委員会と連携のもと、地域や友好団体との関係を強化し、多様な政策要望の実現に全力で取り組む。また、来春の統一地方選挙に向けて、広報委員会とともに愛知県連政策集を作成し、輝く愛知の将来像を示していく。広報活動では、わが党の政策を各種広報物、デジタル媒体によって効果的かつ戦略的に発信し、党への信頼と共感の輪を広げる。

青年局・青年部・学生部・女性局等の活動を機動的に展開する

 青年局・青年部・学生部は、先人が築き繋いできた志を、今後とも次の世代 に伝えていかなければならない。未来のために本音を発信し、若い力を結集して、動く青年組織を構築していく。女性局は、参議院選挙必勝に向け一丸となって活動を展開するとともに、わが党の政策普及や女性の政治参画推進に取り組む。愛知政治大学院は、党の中央政治大学院と連携を図り、再開を加速化する。

大会宣言

 激変する世界情勢、2年以上に及ぶ新型コロナウイルス感染症の影響により、今、国民の将来への不安感が増している。

 わが党は、昭和 30 年の立党以来、責任政党として常に国家国民に寄り添い、難局を乗り越え、今日の繁栄を国民とともに築き上げてきた。

 ”政治は国民のもの。”その立党精神をいまいちど胸に刻み、国民の不安を解消すべく、山積する諸課題に責任政党としての矜持をもって取り組み、信頼と共感の政治を推し進める覚悟である。

 わが愛知においては、新型コロナウイルス感染症の脅威から県民の命と暮らしを守り抜く。ジブリパーク、アジア競技大会の推進、中部国際空港の二本目滑走路を始めとする機能強化の早期実現、リニア中央新幹線の早期整備に全力を傾注する。さらには、防災・減災対策、コロナ後の時代を見据えた成長戦略の加速化など、着実に推進していく。

 参議院議員選挙が目前に迫っている。来年春には統一地方選挙が控えている。決断と実行の政治を勇気をもって敢行し、国民の暮らしを守る決意である。われわれ党員の総力を結集して、この政治決戦に必ず勝利することを、ここに宣言する。

令和4年6月12日 自由民主党愛知県支部連合会大会